コラム9「会話のコツ……あいづち」
会話のコツ……あいづち
私たち人間は会話でお互い理解し合いますので、会話は私たちにとって大変重要です。 今回は、会話を盛り上げる”あいづち”についてです。
”あいづち”の効用
”あいづち”は会話を盛り上げるためのキーワードですが、あなたは上手に使いこなしていますか?
あいづちのバリエーションは多い方が楽しいと思います。 それも、相手の話の内容にあっていればいるほど、会話は盛り上がります。
聞き上手な人のあいづちを真似ることから始めると良いでしょう。 ただし、相手の話を興味をもって聞くことが大前提です。 相手の話を耳だけでなく、「こころ」で受け止めていれば、話を盛り上げるあいづちを自然に打てるようになります。
あいづちだけで、相手の本音がズバリ分かるヒント
1 やたらとうなずく
うなずきの回数が多いのは、話の内容が分かっていないことを隠す仕草。 まじめでプライドが高いタイプに多く見られ、一種の虚勢のポーズと言えるでしょう。
2 目を閉じて
一見関心がないように見えますが、話の内容に関する事柄をいろいろ思い浮かべている姿勢。 この後きっと的確な答えが返ってくるでしょう。
3 しっかり目を見ながら
女性の場合はむしろ興味が薄いか、相手に対して興味を閉ざしているサイン。 男性は見たまんま、話題にも話し手にも興味を持って接しています。
4 テーブルにひじをついて
話に飽き飽き、そろそろ終わってくれないかというサインと考えられます。 頬杖や目を伏せながらうなづくのも同様のサイン。 話題を変えた方がいいでしょう。
5 身を乗り出して
興味を引かれていると話し手の方に身体が傾くのは、熱心さの現れです。
マンネリの会話を防ぐには
相手が話しかけたときに、「ふーん」、「それで?」などと、気のないあいづちばかり打っていると、この人には何を話しても無駄と思われてしまいます。
なんだか会話がマンネリになってきたなと思ったら、自分のあいづちを見直してみて下さい。 「本当?」、「なるほどね」、「それはつまり○○ということですか?」と話をより深く理解し、引き出そうとしている態度を相手に表してください。